『ザ・ワンズ・フー・リブ』シーズン1の第2話のレビューです。
今回のエピソードでは、ミショーンがリックを見つけるまでの過程が中盤まで描かれ、後半は再会してからの出来事やあの気になるキャラクターが登場、最後のほうは必見です。
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第2話のレビュー
『ザ・ワンズ・フー・リブ』シーズン1の第2話では、ミショーンがリックを見つけるまでが主に描かれ、後半では、出会ってからの出来事が描かれていました。
終始退屈に感じられたエピソードでしたが、最後の最後にジェイディスの登場で、ミショーンの存在がバレてしまうという展開はとてもおもしろかったと思います。
しかし、てっきりミショーンがリックを見つける旅路はもう少し長くて内容のあるものだと予想していましたが、全6話の短編ドラマということもあり、内容がかなり薄かった気がしますのでそこは残念でした。
造船所ブリジャーズを目指す
「どうやってリックを探すのか?」
これはとても気になる点で期待していましたが、意外とあっさりと言いますか、簡単に、そして偶然に見つかってしまい少し拍子抜けでした。もっと脚本が練ってあり、見つけるまでに複数エピソードをまたぐのかな、と思っていたので…。
ミショーンは造船所があるブリジャースを目指すことにします。
シーズン10の13話において、ひとりリックを探す旅に出たミショーンは、草むらでベイリーやエイデンと遭遇。彼らは怪我をしており「仲間に置いていかれそうだ」としてミショーンに助けを求めました。ミショーンは2人を助けて彼らの仲間のもとへ。そこのコミュニティーに残るよう説得されるミショーンですが、彼女は早く馬をもらってブリジャースを目指したかったのです。
なんだかんだあり、ミショーンは馬をもらいひとりでリック捜索に向かおうとします。ところが、背の低いナットや、助けてもらったベイリーやエイデン、そのほか数名の仲間も来ることに。
途中、数百万のウォーカーの群れと遭遇し、ひとりで対処しようとしていたミショーン。彼女が放った銃弾はガソリンタンクが撒かれているウォーカーに直撃し、しばらくして大爆発。
このウォーカーの冒頭のシーンはCGたっぷりで、首がもげてミショーンのもとに飛んでくるという最高の演出もありました。
CRMのガス攻撃を受ける
ある街を通り抜けていると、突如、市民共同体軍(CRM)のヘリコプターがやってきます。
ミショーンが逃げるよう叫ぶと、ヘリコプターは黄色いガスを撒き、一行を攻撃してきたのです。これは市民共同体軍(CRM)が開発した塩素ガスで、スピンオフ作品『ワールド・ビヨンド』でオマハを壊滅させたときに使用された化学兵器です。
この攻撃によりキャラバン隊のメンバーはほぼ全員死亡。
妊娠していたエイデンやベイリーは苦しむように死に、なぜかミショーンとナットだけは塩素ガスにやられているにもかかわらず生き残るという不思議な事態になりました。
まぁ2人が死んでしまったらドラマが終わってしまうので仕方ありませんが、この辺も脚本の甘さが目立ったと言わざるを得ません。
ナットがなぜ日本語を知っていたのかわからず
予告編でも度々出ていたシーンで、スマホに書かれた日本語「もう少し信じてみて」の意味をミショーンに教えるナット。
なぜナットが日本語の意味がわかるのか気になるところでしたが、結局ものがたりでは語られず…。理由はまったく予想できず、ヒントすらありません。
また、リックがなぜ日本語で書いたのかもまだわかりません。CRMに見つかっても意味が理解できないように書いたのか?でも、リックが日本語を書けるか?と聞かれればおそらくNOでしょう。
この意味深な日本語、この先で納得のいく答えを得られるのでしょうかね…。
ナットの死とリックとの再会
ミショーンとナットが森を歩いていると、突然、市民共同体軍(CRM)のヘリコプターがやってきます。
ナットは自作したロケット弾のようなものを発射。一発目は不発に終わり、二発目で着弾。とてもリアルさに欠けるCGによって、ヘリコプターは森に墜落します。
これが前回の第1話の終盤で描かれた、オカフォー中佐が死にリックらが乗ったヘリが墜落したシーンです。きっとナットが発射した1発目がヘリの窓を抜けてオカフォー中佐の身体に突き刺さったのでしょう。そして2発目で見事ヘリに着弾し、バランスを失って墜落したものと思われます。まさかヘリがあんな原始的なお手製ロケット弾で攻撃され墜落するとは(笑)
このあとミショーンらは兵隊を始末していき、リックとの再会に繋がります。
2人とも再会を喜んだのも束の間、かろうじて生き残っていた兵士の銃弾によりナットは胸のあたりを撃ち抜かれて死亡。わずか1エピソードの登場という短命なキャラクターでしたが、身体的にも内面的にもとても個性的で、仲間想いでもあり、賢く優しいキャラクターで個人的にはもう少し活躍してほしかった。。。
再会を果たした2人は、本作がラブストーリーであることを思わせてくれるような熱いキスを交わします。数年間の時を経て再会を果たしたこの泣けるようなシーンに涙を流した方もいるのではないでしょうか?
(私は全然泣けませんでしたが…笑)
このシーンで印象的だったのは、リックの第一声がジュディスの心配をしたことです。ここはリックが父親であることを思い出させてくれました。ずっとリックはミショーンに会いたがっていたわけですが、当然ながら娘ジュディスにも会いたかったわけです。スマホ画面にもジュディスの顔を描いていましたし。
感動の再会をしたあと、リックは急に現実に戻ります。そう、仲間のヘリが次々やってくるのです。自身と関係していたり、「A」に分類されるようなリーダー気質だと殺されてしまうため、リックは自身とは関係なく、平凡な人間でいるよう説得します。リックの「”ウォーカー” とは呼ぶな」が印象的でした。
「B」に分類された?ミショーン
リックの教え通り、ミショーンはCRMの尋問により「B」に分類されたようです。それは殺されていないことからわかりますし、リックもそれは話していました。案外、CRMの尋問は緩いものなんだなぁと…。
2人は倉庫で語り合います。再びジュディスの無事を確かめるリック。ここでも父親リックが出ています。しかしミショーンは一度は大丈夫と答えたものの、一瞬目を逸らして曖昧な回答をしていました。
あれ?ジュディスになんかあったっけ?ミショーンと暮らしていた段階では少なくとも彼女は無事で、最後に無線で会話していたことからも何もなかったような・・・。一体なぜミショーンは微妙な反応を見せたのか。
ミショーンはCRMが人殺し集団で、外でやりたい放題やっていることを知っています。一方のリックも、彼らの業務内容は知らないものの、彼らが悪事を働いていることは薄々気づいていたようです。リックは、一度はCRMに身を捧げる覚悟でしたが、ミショーンとの再会により、やはり家に戻りたい願望が復活しています。それを後押しするかのように、ミショーンはCRMを倒そうとリックに尋ねますが、事情を知っているリックはそう簡単には同意できません。大きな軍隊で絶対に逃げられないことを知っているから。そして万が一逃げれたとしても絶対に捕まることがわかっているから・・・。
しかしミショーンの闘争心は以前のままで、コンテナの上にのぼってCRMの基地や遠くに見える大都市を眺めて、「いつか吹っ飛ばしてやる」といったような表情を浮かべており頼もしい限りです。
「デンジャー(危険)」と刻まれたライターをカチカチさせており、これはCRM vs リック&ミショーンがいまから楽しみで仕方ありません。
ジェイディス登場!バレるミショーン
ハッピーエンドで終わらないところがシリーズの醍醐味。
本家『ウォーキング・デッド』とスピンオフ『ワールド・ビヨンド』に出ているジェイディス・ストークス(アン)がついに登場してきました。登場するタイミングがこれまた最高で、なんとミショーンの尋問の録画を見ていたのです。もちろんジェイディスはミショーンのことを知っています。
つまりミショーンが尋問で嘘をついているのは百も承知。
ジェイディスはさっそくリックの部屋を訪ねます。
2人は久々の再会だそう。ジェイディスは「取り調べだけど記録はしない」と言って話し始めます。ミショーンの存在を知っており、尋問で嘘を付いていることも知っていると。ただ、ジェイディスは意外にもこうやって2人が再会したことに驚いている様子。
ところがジェイディスはしっかり警告もしています。
ジェイディスとリックには「協定」があるようで、中身までは明かされなかったものの、「助けた代わりに、ここにいろ」といったようなものではないでしょうか。彼女は「もし逃げたら、あんたの愛する者が全員死ぬことになる」と言っています。
さて、リックとミショーンは無事再会し2人は逃げる気満々なわけですが、そう簡単には逃げれません。ジェイディスはアレクサンドリアやヒル・トップなど仲間が暮らす場所を知っています。やろうと思えば、ヘリで上空から塩素ガスを撒いて全滅させることだって出来るわけです。リックも馬鹿じゃありませんから、そんなことはCRMであればできるし、やりかねない軍隊であることもわかっています。
さぁこの状況下でどうCRMと対峙していくのかが今後の大きな見どころとなるわけですが、このタイミングでのジェイディスの登場は、物語をよりおもしろく、そして複雑にさせました。
ジェイディス最高です!
- ジェイディスは何してるの?
- リックを連れ去ったジェイディスは、市民共同体軍(CRM)に彼の身柄を引き渡し、自身もCRMの一員となって現在は「准尉」という重職を務めています。
次回、第3話のネタバレ&レビュー以下の記事へ。
第2話の撮影裏写真
まとめ
『ザ・ワンズ・フー・リブ』シーズン1第2話のレビューでした。
ついに感動の再会を果たした二人ですが、ジェイディスにミショーンの存在がバレて状況が一変。今後リックはどんな選択をし、どんな行動を取るのかとても楽しみです。
ジェイディスを含め、久々に登場する彼らを見ていると本当に懐かしく感じますね。
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