「The Head」シーズン2 第6話のネタバレ内容とシーズン2全体の感想を書いていきます。
前回のエピソードでは、グロリアがアーサーに殺されるという驚きの展開、そして日本人俳優が演じるユートも殺されるという展開に。
結末がまったく読めませんが、最後はどのようなかたちで終わるのか…。
日本での視聴方法と配信日時
「THE HEAD」シーズン2はHulu(フールー)の独占配信です。
2023年6月17日から配信開始され、毎週土曜日に1話ずつ配信されていきます。Huluではシーズン1も常時配信されており、登録すれば追加課金なしの見放題。
Huluは月額1,026円(税込)を払うことで配信されている14万本にアクセス可能。
この先はネタバレが含まれています。本作はネタバレを見てしまうとつまらないため、なるべくネタバレは見ないほうが楽しめますよ^^;
「The Head」シーズン2 第6話のネタバレ内容と感想
「THE HEAD」シーズン2 第6話の重要部分をまとめると下記のとおりです。
- 生き残っている4人は船から脱出する
(アーサー、アレック、レイチェル、エイミー) - アーサーはコワルスキーなどの殺害経緯を説明
- アーサーはアレックとエイミーを毒殺
- レイチェルは父親アーサーを海中で殺す
- マギーは唯一の生存者レイチェルを見てがっかりする
4人が救命ボートで脱出
チャーリーの機械操作により、船が爆破してしまう可能性が高まります。
エンジンを止めに行った2人は、チャーリーによって機械室に閉じ込められ、Co2の装置を作動されられ、意識を失いそのまま亡くなることに。
アーサーとアレック、レイチェル、エミリーの4人は救命ボートを降ろして船からの脱出をはかります。しかし酒に酔って銃を持った乗組人の男がレイチェルを人質に。アーサーは値打ちのある藻のサンプルが入った容器(エイミーにより渡された偽物)を渡しますが、男は興味なくそれを海へ放り投げてしまうのです。叫ぶアーサーは、男に突っ込んでいき揉み合いに。
アレックが男と揉み合っている隙に、銃を拾ったアーサーが男を撃ち殺し事態はおさまります。
救命ボートで判明した事実
アレックは、船の脱出する前にユートのもとを訪れますが、彼が死体となって研究室の水槽に入れられているのを目撃。そのことをエイミーに問い詰めます。
観念したエイミーは、リュックから藻のサンプルが入った容器(本物)を取り出し、アーサーはそれを受け取ります。
アレックは今度、アーサーのカバンに入っていたコワルスキーの本について彼を問い詰めます。その本を読んでいくと「この仮説は成り立たない」という文字が書かれおり、研究には失敗していた様子。毒素を作っていたことがわかります。それと同時に、アーサーから渡されたミネラルウォーターを飲んだアレックとエイミーの容体が急変し、血を吐いてそのまま横たわってしまいます。
アーサーは娘に対して殺しの経緯を話します。名声もプライドもあるアーサーは、自身の仮説が成り立たず、研究が失敗することを隠すためにコワルスキーを殺害(腕の怪我はコワルスキーに噛まれた)。そして直後に行われたDNA検査でバレてしまうがためにザックを殺害。ご存知のようにグロリアも殺害。
船を脱出する前に毒をミネラルウォーターに入れ、アレックとエイミーを殺すのです。そしていま研究の藻のサンプルを持っており、娘しか本当のことを知りません。
娘レイチェルは父親アーサーに説得されるも、恋人や仲間を殺されたことに耐えきれず、父親と抱き合ったまま海に飛び込みます。海中で2人は揉み合い、アーサーは必死に海面に出ようともがくのです。
しばらくして海面に姿を現したのはレイチェルでした…。
チャーリーやマギーのその後
チャーリーは救命ボートで4人が離れていくのを密かに手を振って見届けます。
その後、船で寝ているとついに救命隊が到着。甲板へ行くと、銃を構えた救命隊に見つかります。チャーリーは腰から銃を取り出すと、救命隊は銃を発射し、チャーリーは射殺されてしまうのです。
一方、マギーはアレクサンドリア号の唯一の生き残りが入院している病院へ、自らも手首を切って救急搬送されます。マギーはこの生き残りがアーサーだと考えており、簡単に近づくために意図的に救急搬送されたのです。
マギーは白衣を着て医師になりすまし、殺すためにハサミを持って病室を訪れると、そこにいたのはレイチェルでした。「アーサーは?」と聞くと「死んだ」と返答があり、残念そうなマギー。幻想で姿を現したアーサーは「続けろ、終わらせろ」とマギーに囁き、マギーはレイチェルを前に戸惑いながら何故か鼻血を出しているのです…。
1〜6話の死亡者まとめ
- 登場人物の生死
- レイチェル【生存】
マギー【生存】
コワルスキー【1話死亡・アーサーにより】
ザック【1話死亡・アーサーにより】
シルビア【3話死亡・監視者たちにより】
オスカー【3話死亡・チャーリーにより】
船長ルノー【4話死亡・チャーリーにより】
料理人ワン【4話死亡・チャーリーにより】
グロリア【5話死亡・アーサーにより】
ユート【5話死亡・エイミーにより】
アーサー【6話死亡・レイチェルにより】
チャーリー【6話死亡・捜索隊により】
アレック【6話死亡・アーサーにより】
エイミー【6話死亡・アーサーにより】
最終6話では重要人物たちが次々と死亡しました。
やはり一番の驚きはアーサーの死。てっきり生き残ると思っていましたから、、、しかも娘に殺されるとは驚きです。マギーとの再会を楽しみにしていましたが残念!
結局、アーサーはみずからコワルスキーやザック、グロリアを殺したことを娘に告白。最後にはアレックとエイミーまで殺しました。
シーズン1ではマギーひとりによる殺人でしたが、シーズン2では複数の人間がそれぞれの思惑で殺しをしていました。
◼️アーサーによる殺害
前述したように、アーサーは研究の失敗を隠蔽するため、また、個人的に自分の意見に従わなかったコワルスキーに対する気持ちにより、殺しを行いました。そしてそれがバレそうになったため、ザックとグロリアを殺害。最後にアレックとエイミーも始末したのです。
◼️エイミーによる殺害
エイミーが殺したのはユートだけです。協力させるために本当のことを告白したものの、協力してくれなさそうだったので殺してしまいました。
研究室の水槽に放り投げるのはなかなか残酷でしたが(笑)
結局、エイミーは誰かに研究を奪うよう指示されていたわけではないようです。当初は外部と連絡を取っていたことから、誰かに指示されて盗もうとしているのでは?と思いましたが、アーサーへの思いやお金や名声などから独自の判断で行っていたのです。
◼️チャーリーによる殺害
チャーリーは精神的におかしくなり殺しをしました。
物語的にはとくに重要ではなく、ただ乗組員の人数を減らすために、あえて設定されたキャラクターなのかなと思います。最後も死ぬ必要はとくになかったはずですが、自暴自棄になったという設定なのか、銃を取り出し射殺されました。
「THE HEAD」シーズン2全体の感想
「THE HEAD」ついにシーズン2も最終話まで視聴したので全体の感想を書いていきます。
本作はコンセプトがなにより魅力的。限られた空間で、限られた人物たちの出来事なので、誰が犯人なのか推測しながら見れるのはおもしろい点です。
シーズン2も最初はとてもおもしろくて夢中になりましたが、中盤を過ぎたあたりから結末があまり期待できそうな展開ではなかったのでガッカリしたのが本音です。
前半は期待大!しかし中盤以降が残念な展開
今回のシーズン2の内容(脚本)に関して、正直なところ期待外れでした。全体を通して、あまりおもしろくなかったと言えます。前半はものすごく楽しめましたが、中盤から「あれ?おもしろくないぞ」という感想に変わりました。
というのも、てっきりマギーによる復讐、またはマギーがもっと関わっていると想像していたからです。つまりマギーが今度はどんなことをするのかを楽しみにしていたわけですね。
しかしいざ蓋を開けてみると、マギーは登場してはいるものの、あくまでおまけ程度であって、マギーの復讐や彼女による殺人は一切ありませんでした。3話あたりまではマギーによる遠隔による犯行(殺人)をチラつかせていたため、のちの展開が楽しみだったのですが、中盤あたりからマギーは船内で起きている事件に関わっていないどころか、船の現在地までも知らないというのがわかり、今回のシーズンではほとんど無関係なのだろうと悟ってしまったのです。
となると船内に真犯人がいることになり、なんだかスケールの小さな話だなぁと感じました。
アーサーとマギーの二人がシーズン2にも登場すると聞いて、どうなるのか非常に楽しみにしていたぶん、もう少し2人が関わるような脚本(内容)にしてほしかったと思います。
なんだか船内で起きた殺しの理由も大したことなく、4話以降は「あ、そういう展開・・・」という感じで、後半はとくに内容が薄かったと言えます。
そもそも6話しかないので脚本は難しいと思いますが、これならシーズン1のほうが全然おもしろかったですし、犯人を推測しながら見れたので楽しかったです。
日本人俳優は主要人物になれない
日本人キャストは脇役で、メインにはなれないんだなぁと痛感しました。
前回シーズン1のときには山Pこと山下智久が出演し、今回のシーズン2には福士蒼汰が出演。山下智久のほうはまだ出番が多かったように思えますが、それでもメインのキャストではなく、今回の福士蒼汰に至っては完全に脇役です。
Hulu Japanも制作に携わり、日本人キャストも出ているわけですが、正直なところ、制作会社(欧州)によるアジア(とくに日本)のマーケット狙いで参加しているだけ、とも捉えられます。
配信に関しても、シーズン2はほかの国では昨年2022年末に配信開始となっており、半年遅れで日本で配信開始されました。制作に携わり、日本人キャストも出ているのに、他国よりも配信が遅いというのはいったいどんな理由があるのでしょうか?
「日本人俳優が海外ドラマに出ている」というのは嬉しいことではありますが、どのドラマでも脇役であってメインで出ることはほとんどありません。まぁ英語の問題があるのかもしれませんが、今回、Hulu Japanも制作に携わっているのなら、もう少し主役級に抜擢されてもよかったのでは…と残念な気持ちになりました。
シーズン2の続き… シーズン3の話
すでにシーズン3制作の話が進行中とのことですが、まだ具体的にはなにも決まっていない様子。
たしかにシーズン2の結末を見ると、続きがあってもおかしくありません。
肝心なアーサーは死にましたが、マギーは生きていますしレイチェルも生きています。クリフハンガー的な中途半端な場面で終わったため、あのあとマギーがレイチェルに対してどんな行動を取ったのか、まだまだ「続き」を描くことはできそう。
ただ、アーサー亡き後、マギーとレイチェルしか残っておらず、この2人だけで物語を進めるのは難しそうですから、ひょっとするとシーズン3はまったく異なる人物・物語が描かれるかもしれませんね。
どちらにしろ、隔離された空間で殺人が次々と起こる本作はとてもおもしろいので、また続編は見たいのは間違いありません。
まとめ
「The Head」シーズン2 第6話のネタバレ内容と感想を書きました。
シーズン2は、動画配信サービスのHulu(フールー)にて独占配信中です。シーズン1も独占配信されており登録すれば見放題。追加課金はありません。
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