『ダリル・ディクソン シーズン2 -キャロルの書-』第6話のレビューです。
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第6話の予告編。
『ダリル・ディクソン』シーズン2 第6話のレビュー
最終話もおもしろい内容でしたね。
フランスでの脅威は前半で片付け、後半ではまた違った各々の”想い”を幻想として描き、そのままシーズン3へつながる流れとなりました。
急げ!誰が飛行機に乗る?
前回のエピソードの最後、飛行機には3人までしか乗れないことが発覚。
予想通りダリルが残ることにし、キャロルを含め3人が一足先に帰ることになりました。
キャロルとアッシュはまだギクシャクしています。当然ですよね(笑)騙されたアッシュはまだ憤慨しており、しかし、その一方で開き直りの様子を見せるキャロル。凄い度胸です。もちろんキャロル自身も反省しているようですが、まぁ仕方なかったということで自分を納得させているのでしょう。
最初は冷たい態度をとっていたアッシュも、次第にローランとも打ち解け2人で話しています。その様子を見てホッコリするダリルとキャロル。キャロルは自分が残ってダリルを先に帰らそうとしますが、結局はダリルが一人で残り別ルートで帰ることに。
飛行機を隠している倉庫に、コドロンとファロウがやってきます。どうやらローランを捜索している希望連合がやってくる可能性があると。彼らは急いで飛行機を飛ばす準備に取り掛かるのです。
アンナ・ヴァレリーの犠牲
希望連合は、飛行機の隠し場所を聞くためアンナ・ヴァレリーを捕まえます。
仲間を脅され、アンナ・ヴァレリーは交換条件を出すことに。彼女は故郷に帰りたいといって飛行機とパイロットを要求。希望連合の奴らはそれに合意し、彼女を連れて飛行機の隠し場所へ向かうわけです。
ダリルたちを売ってしまった!と思いましたが、彼女は地下トンネルに希望連合を連れて行き、そこで大量のウォーカーに襲わせるわけです。そのせいでリーダーの女は腕を噛まれる重症。アンナ・ヴァレリーも逃げようと試みますが、残念ながら逃げられず、自分の運命を悟ったのか、そのまま本当の隠し場所を教えずウォーカーに食われて死んでしまいました。
最後の最後に仲間のことを売らなかった彼女に大きな拍手を送りたいと思います。
しかし連れてきたのは飛行機の倉庫がある場所の近く。途中までは本当に連れて行く予定で、あの階段を降りる際にパリのポスターを見て気が変わったのかもしれませんね。近くまで連れてきてしまったおかげで、離陸準備が整っていなかったダリルたちに危険が迫ります。
危機一髪!飛行機は無事離陸
飛行機の離陸シーンは激しい銃撃戦があり迫力満点でした。
希望連合の連中に見つかり、修理を終えた飛行機は飛び立とうとしますが、それを阻止するためにバイクや車で滑走路を塞ごうとします。ダリルはライフル銃でバイクを始末。進行方向からやってきた車もダリルが始末しようとするのですが・・・。
まさかのキャロルが仕留めて無事に離陸できるという衝撃展開に。滑走路を走っている初期の段階ではキャロルは飛行機に乗っていたわけですが、途中で彼女は降りて、飛行機を見送る側にまわりました。
きっとキャロルはダリルを一人で残してアメリカへ戻れなかったのでしょう。だって彼のためにせっかく来たのに、またダリルを一人にするなんて出来ませんからね。本心では彼女は残りたかった。離陸寸前で残る理由ができ、彼女は躊躇なく飛び出したのだと思います。
なんだかダリルもホッとしたような顔をしていました。それはローランが無事にアメリカへ飛び立った喜びもあるでしょうし、ここからアメリカへと戻る道に相棒のキャロルがいてくれるということも大きいのではないでしょうか?
腕を噛まれた希望連合のリーダーは自殺を図り、フランスでの脅威はなくなったわけです。
ウ○コによる幻想のなか生き抜く
後半は英仏海峡トンネルでの出来事。
ダリルやキャロルはアメリカへ戻るため、コドロンやファロウ、そして彼が国境越えに頼った知人2人とともに、まずはイギリスを目指すため英仏海峡トンネルを通ります。ところがコウモリのフンがたくさんあり、そのフンによって幻覚を見ることになり、これが大変な事態に発展するのです。
まさかウ○コによってみんなが惑わされるとは・・・笑
ダリルは祖父とイザベルの幻想を。ダリルな殴り倒されますが、イザベルに後押しされマスクを盗み、殺そうとしてきた二人組を倒します。最終回のイザベルの登場は嬉しいですね!てっきりもう出ないと思っていました。素晴らしい役者さんですからね。まだ生きていて、ダリルと一緒にアメリカへ戻る旅を見たかった!
キャロルはソフィアの幻想を見ます。相変わらずソフィアの幻想に苦しめられていましたが、彼女を抱くことに成功。おそらくこれで彼女のことは忘れられたのではないでしょうか?
一方、コドロンも死んだ弟の幻想を見ます。そしてダリルを殺そうとし、そのままトンネルの奥へ弟を追いかけて一人で行ってしまいました。彼はもうシーズン3には登場しなさそうですが、あのままの退場は少し悲しいと言いますか、せっかくいい奴なので彼もアメリカへ渡ってほしかったです。
最後、ダリルとキャロルはマスクをつけてトンネルを奥へ進んで行き幕を閉じました。
しかし不思議なのは、シーズン3はスペインが舞台です。あのまま2人がトンネルを進むとイギリスに到着してしまいます。ということは、おそらくトンネルの先で「何か」があり、引き返さざるを得ない状況に直面することが考えられます。一体何が起こるのか?そうなればコドロンとも再会しそうですが…。
これはシーズン3のお楽しみということになりますね。制作陣もこの終わり方に関しては具体的に言及していないため、なぜスペインなのかはシーズン3の第1話の大きな見どころとなりそうです。
シーズン2はクリフハンガーではなく、キリが良いところで終わりました。フランスでの物語は終わり、次はスペインでの物語です。また腐敗した人気観光名所が出てくるかと思うと楽しみですし、スペインらしい描写があることに期待したいと思います。
まとめ
『ダリル・ディクソン シーズン2 -キャロルの書-』第6話のレビューでした。
シーズン2もあっという間でしたが、続編があるということで早く見たい限り。また新たなキャラクター、描写、脚本が楽しみです。
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