『ダリル・ディクソン シーズン2 -キャロルの書-』第2話のレビューです。
本作はU-NEXT(ユーネクスト)で独占配信中。シーズン1も全エピソード配信されていますので、これから観る人はぜひ登録を。
シーズン2からキャロルが本格的に登場し、前回の第1話では、亡くした娘ソフィアのフラッシュバックを見ました。子供を亡くしたという同じ境遇の男アッシュに「フランスにいる娘ソフィアに会うため」と嘘をつき、彼が所有するプロペラ機でフランスへ向かうことにしました。
今回はその続きですが、果たしてどうなるのか…?
それにしても、今回のエピソードでもところどころに挿入されているモン・サン=ミシェルの映像がきれいでしたね。ドローンを駆使していろいろな時間帯で撮影していて幻想的で素晴らしい!撮影班が「どうしても!」と言って撮ったのが伝わってきます(笑)
『ダリル・ディクソン』シーズン2 第2話のレビュー
キャロルがようやくフランスに到着した今回のエピソード。
彼女はダリルを捜索するあのグループと偶然にも接触したため、ダリルと再会できるのも意外と早そう!そして安全の地と思われたネストで不穏な動きが…。
正気か…!プロペラ機でフランスに到着
前回の1話で、キャロルはアッシュが所有する小型のプロペラ機でフランスへ渡ることにしました。
もちろん燃料の問題もありますから、大西洋を横断するわけにはいきません。大陸沿いを飛び、一度、グリーンランドに着陸。現地で一悶着あって、再度フランスを目指したわけです。
まず小型のプロペラ機でフランスへ渡ろう、という決断ですよね。普通はできない決断です(笑)さすがキャロル!初期の頃とは度胸も違います。あんな飛行機でフランスへ行こうなんて誰が思うか。いくら海を渡る手段がないといって、いくら親友のダリルに会いたいからといって、あんな小型機でフランスへ行こうという発想が凄すぎます。
1話目では「正気か… キャロル!」と叫びました(笑)
少し話は逸れますが、今回、初めて?ウォーキング・デッドシリーズで飛行機が登場したということで、これは世界が一気に広がりました。だってフランスのみならず、どこの国でも行けるのですから。燃料の問題さえ解決できれば日本にだって行けるわけで、個人的には日本が舞台のウォーキング・デッド(海外ドラマ)も観てみたいなぁ、なんていう願望はあります。
話を戻して、キャロルたちは無事にフランスのパリ郊外に着陸できました。アッシュを残してひとりでダリル探しの旅に出発。帰りのチケットもしっかり確保しており、あとは無事にダリルと再会し、彼とともにパリ郊外の倉庫まで戻ってくるだけなのですが、そう簡単にはいかないのでしょう。。。
生存者(人間)は危険は事実
途中、グリーンランドに立ち寄ったキャロルたちは、草原にてウォーカーに襲われているところを、ライフル銃を持つ女性2人に助けてもらいます。
今回のエピソードでは、昔のウォーキング・デッドらしい描写がありました。それは生きている人間たちの醜さと言いますか、ウォーカーよりもいかに生存者が危険であるかということ。ゾンビドラマではなく「人間ドラマ」であるウォーキング・デッドでは、初期の頃から散々その人間の醜さみたいなものが描かれてきましたし、それがウォーキング・デッドという作品の一番の魅力でもありました。
キャロルは、生存者が危険であることをこれまでの経験から痛いほどわかっていますから、自称科学者の女性がキャロルの武器を手にした途端、彼女はすぐに危険を察知していました。これまで何年も外の世界で生き延びてきたため、危機管理能力に優れているのです。これだからキャロルはこれまで死ななかった。
一方、相方であるアッシュも意外と危機管理能力がありました。彼もひとりで暮らしてきましたから、やはり警戒心は強いのでしょう。生き延びているには生き延びているなりの理由があるわけですね。
それにしても、女性の「子孫を残したい…」みたいなくだり。長年一人暮らしをしているアッシュなら喜びそうですが…。彼はとても誠実な男です(笑)
あのグリーンランドでの出来事は特別な意味はないと思います。いきなり何事もなくフランスに到着して、だと少しあっけないので、途中でちょっとしたハプニングを入れた程度。個人的には昔のウォーキング・デッド感が出ていてよかったですけど。
ローランをめぐりネスト内で問題勃発
安全の地と思われていたネスト(モン・サン=ミシェル)で、ローランをめぐる不穏な動きが起きました。
ウォーカーから生まれた子ローラン。彼は特別な人間とされ、ネストのリーダーであるロザンはそんな彼を過保護に扱っています。ローランはダリルに懐いており、しかも武器を手にして武術まで習おうとしている。そして彼はもしかしたらダリルと一緒に旅立ってしまうのではないか、とロザンたちは危惧しています。
そこでロザンらは絶対にやってはいけない作戦を実行します。
それは、ダリルを罠に嵌め、ロザンが何者かに連れ去られたことにして、捜索という名目でダリルを離れた場所へ誘き出し殺害するというもの。ところが計画が少し狂い、ダリルと共にイザベルやファロウらもついて行ってしまうのです。
結果的に、ダリルやイザベルは自分たちの命を狙った仲間たちを一掃しネストに戻ることに。
さぁネストに戻ったらどうなるのか?この一件で明らかにイザベルたちはネストへの心が離れ、このあとダリルと行動を共にし、ゆくゆくは一緒にアメリカに行くかもしれません。また、これで舞台はネストから次なる場所へ移るはず。もうネストには滞在できないでしょう…。
ネストは安全な場所だと思っていましたし、絶賛拷問されているコドロンもこの場所については漏らしていないため、そう簡単には見つからないと思っていました。
ロザンがダリルらに殺されることはないと思いますが、確実に彼への信頼はなくなったでしょうから、どうなることやら。そしてローランはダリルやイザベルについて行くでしょうから、ロザンも次あたりのエピソードで役目を終えるのではないでしょうか。
しかし、ローランに対して行われる儀式は非常に気になります。彼はウォーカーに噛まれないのか?ウォーカーが支配した世界で最強の人間なのか?結果がとても楽しみです。ひょっとすると、彼はウォーカーに支配された世界を救う救世主になれる存在かもしれません。そんな可能性を持っているローラン。ウイルスの起源の解明などにも期待できる存在です。
キャロルとダリルはすぐに再会できそうな予感
ひとりでパリの中心部にやってきたキャロル。
一般人のふりをして、さっそくジェネットの組織に捕まりましたが、捕まったことがダリルとの再会の一番の近道であることは間違いありません。だってジェネットらはダリルたちを探していますからね。
あのあとキャロルはジェネットの面前に出され、彼女と会話する機会を得るでしょう。もしかしたら彼女は「アメリカから来た」と話すかもしれません。そしてジェネットも「アメリカから来たディクソンを探している」といい、キャロルにダリルを探す手伝いをさせることも考えられます。そう考えると、キャロルとダリルが再会するのはそう遠くなく、おそらく次あたりのエピソードでは再会してしまうのではないでしょうか?
フランスという広い国土で一体どうやってダリルを見つけ出すのか気になっていましたが、フランス到着早々、一気にダリルに近づきましたね。
どんな状況で再会するかはわかりませんが、きっと感動的な再会ではなく、危険な状況のなか再会すると思われます。もちろんキャロルはダリルの味方ですから、最終的には二人でジェネットを倒してくれる…はず!
そしてローランやイザベルを連れてアッシュの飛行機でアメリカへ戻る… ってそんな簡単なはずはないか(笑)
そもそもシーズン3の撮影がスペインで行われていることから、飛行機では帰らない?帰れない?と思われますので、いったい何があることやら。残り4話が楽しみで仕方ありません。
『ダリル・ディクソン』シーズン2 第2話の撮影裏写真
まとめ
『ダリル・ディクソン シーズン2 -キャロルの書-』第2話のレビューでした。
ようやくフランスに到着したキャロル。偶然にも接触したグループがダリルの敵ということで、再会はもうまもなくと思われます。ダリルにはイザベルやローランなど連れがたくさんいますが、彼ら全員がアメリカへ戻ろうとするのでしょうかね。
残り4話となり、やはり全6話はあっという間!正直、倍の12話くらいでも良かった気がするのですが。あと4週間で終わってしまうことを考えると寂しい限りです。
次回の3話も楽しみです。
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