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「ザ・ブレイブ:エリート特殊部隊」シーズン1第10話の内容と感想

※上の写真はNBCからの引用になります
※この記事にはネタバレ要素が含まれています

「ザ・ブレイブ:エリート特殊部隊」シーズン1の第10話になりますが、前回の第9話では、殺害ターゲットとなるファヒム・ジャリフの会合相手になりすましたジャズが彼を殺すことに成功したものの、逃げる際にイラン革命軍に捕まったところで終わりました。

とてもいい場面で終わったため、めちゃくちゃ続きが気になっていたのですが、今回の物語ではその続きが描かれており、最終的にジャズを救出し、国境を超えてトルコへ行く過程が描かれています。

この作戦のせいで、パトリシアは自身のキャリアが危うくなり、現地の協力者であるホセインは残念ながら命を落としてしまいます。

見どころは、ダルトンが動揺している様子やジャズを奪還する様子、そして最後の国境を越える場面になります。

それでは、第10話の内容と感想を早速書いていきたいと思います。

第10話の内容

ジャズが捕まってしまい動揺するダルトン!

隣に座っているプリーチから何度か呼び掛けられるものの上の空状態。

しかし、彼はすぐにDIAに対して「ジャズを取り戻すには、彼女がホテルを出発する前しかない」と伝えます。捕まってしまっても、ジャズとの通信はまだ繋がっているようで、「警備によって連行されているところだ」とホテル内にいるアミールらが報告。また、彼らによると、ジャズはどうやら駐車場に連れて行かれているとのこと。

ダルトンは、アミールに駐車場へ行ってジャズらの動向を追うように指示し、それ以外の隊員には1ブロック離れた場所で集合するように伝えます。そして、ダルトン自身は一人でジャズを救出するため駐車場へと向かうことになるのです。

アミールの報告によると、ジャズは車に乗せられて特殊部隊の警護のもと出発。彼らの車を止めるには普通の車より大きなサイズの車が必要だと言います。

ダルトンは同じ立体駐車場の下の階に停めてある少し大きめな車の窓を割りエンジンをかけようと頑張るのですが掛からず、ジャズを乗せた車は通り過ぎて行ってしまうのです。(通り過ぎる時、ジャズはダルトンの姿を確認)

怒るダルトン…。

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ジャズは車の行き先を通信で隊員に伝えるため、「右折」や「左折」など兵士らが理解できないフランス語で呟くのですが、連行している兵士に「黙れ!」と言われます。それでも呟き続けるジャズに対し、彼は一発殴るのです。

隠れ家に戻り、そのジャズの音声を聞くダルトンのチームやDIAですが、その殴られたことが原因で通信が途絶えてしまいます。

画像: NBC

DIAチームやNSAがその音声の調査を開始。パトリシアはチームの出国方法を探っているのですが、ダルトンは「ジャズを取り戻すまでは出国しない」と主張します。

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DIAでは、フランス軍の連絡役の女性がパトリシアのもとを訪ねてきます。

その女性によれば、イランとフランスは外交的な強い繋がりがあるようで、もし必要ならパトリシア(アメリカ)の目となり耳となることができると提案してきます。(つまり、仲介できる)

パトリシアが「なぜそんなこと聞くの?」と返すと、女性は「イラン側がフランス語を喋る女性を拘束していると。けれど、彼らは実は彼女がアメリカのスパイではないかと疑っている」と話します。

以前パリで起こった件の借りを返したいと協力する姿勢のフランス人の女性ですが、パトリシアは「拘束されている女性は自分たちとは関係ない」ときっぱり言うのです。

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パトリシアはハンナやノアに報告。

どうやら、フランス側はジャズのことをアメリカの普通のスパイだと認識しているようで、彼女がファヒム・ジャリフを殺したことなどは知らないですし、また、そのような状況からイラン側は彼女を絶対に解放しないことをフランス側は知らない、と話します。

このままイラン側にもフランス側にもジャズの正体や彼女が誰のために働いているのかを知らせないほうが良いとも言い、知られたら直ぐに殺されるだろうと。

そして、ジャズの現在地に関して進展があったとノアが報告。

彼女が伝えてくれた音声や周囲の音から判断すると、どうやら彼女は街の南の方角に移動していると。大体多くの囚人は街の北のほうの刑務所に入ることから、おそらく彼女はイラン革命軍の秘密軍事施設に連れて行かれたと推測。

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気絶から目を覚ますジャズ。

気付くと辺り一面真っ白な部屋の中に拘束されていました。

そして、白い服を着たアーサーと名乗るひとりの男がやってきて、どうやってホテルに入り、どうやってファヒム・ジャリフに近づいて殺すことができたのか、正直に話すよう言ってきます。また、誰のために働いているのか?とも聞いてきます。

一切答えようとしないジャズに、彼の手下がジャズを殴ります。

– – –

隠れ家にいるダルトンは、悩んでいます。

パトリシアはすぐにでも国を出国すべきだと言うのですが、彼は一切そのつもりはありません。

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ダルトンらに協力しているホセインが、街の偵察から帰ってきます。

街ではファヒム・ジャリフの死や連れ去られたジャズのことに関する話はないようですが、どうやら街にアメリカ軍特殊部隊がいるという噂が複数出ているそう!

ジャズが監禁されている場所に関して数十絞ったというDIAハンナに対して、「確実な場所がわからないとどうすることもできない」と苛立つダルトン。

パトリシアはNSAの専門家からの情報を待っていると話し、きっと何か発見があるだろうとダルトンに伝えます。

しかし、実はNSAからの報告はすでに30分前にあったそうで、何も手がかりを得られなかったという…。パトリシア曰く、ダルトンらにこれ以上悪いニュースを伝えたくないと。

ダルトンはかなり動揺しているようで、仲間に指示を出すと、自分はすでに何回も聞いているジャズの音声を繰り返し聞くのです。

– – –

ジャズは相変わらずフランス語でアーサーに「何のことだかわからない」と答えており、徐々に苛立ってきた彼はジャズを目隠しして、わざと外して彼女の横すれすれに銃弾をぶち込みます。

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繰り返し音声を聞いているダルトンですが、彼は自分が聞いている音声の背後の周囲音とNSAの調査結果に疑問を抱き、DIAのパトリシアらに報告。

鳥の鳴き声のあとに何か動物が鳴く音が聞こえるという。

ダルトンは以前農場にいたことがあるといい、確かにパトリシアらが確認しても鳥のほかに動物が鳴く声が聞こえます。

ダルトンは「鳴き声は羊」だと伝えると、「市内周辺に農場があるわけじゃないので、おそらく屠殺場ではないか」とハンナは言います。秘密軍事施設にするにはちょうど良い場所だと言い、街にある3つの屠殺場のうち、どこがイラン革命軍の施設なのが調べることに。

どうやらホセインの従兄弟の友達が革命軍で以前属しており、そいつに聞けばどこが軍事施設だかわかるだろうと言います。

ダルトンはホセインとマクガイアを連れてその男のもとへ向かいます。

到着後、ダルトンはその男に率直にイラン革命軍の秘密施設がどこなのか聞くのですが、彼がなかなか答えようとしないため、ダルトンは彼の脚に銃弾をぶち込みます。

ダルトンは「俺の隣にいる男は医師だ。言えばすぐに手当てするけど、言わないならこのまま出血死だ」と言うと、男はすぐに秘密施設になっている場所を吐きます。

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DIAのノアによると、その施設は活発な産業エリアで、チームが中に突入したりすることが難しいと言います。

そこに、パトリシアに一本の電話が!

またしても、フランス人の連絡役の女性からで、どうやら今度はジャズのことではなく、特殊部隊チームに関することで話したいと言ってきたそう。

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アーサーはジャズに、彼女が所属している特殊部隊チームの写真を見せ、「彼らはお前を助けるために我々に捕まったんだ」と説明します。そして、ダルトンが血まみれで殺された写真を見せられたジャズは、「嘘だ!」と英語で反応するのです。

その後、一人の男が拷問用のセットを持って部屋に入ってくるのです。

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アミールは屠殺場にカメラをつけて潜入。

建物の詳しい状況を確認するのですが、そこは壁もなく隠れるところもない、まるで要塞みたいな場所。DIAのハンナは鉄の扉があるのをアミールに伝え、彼が同行している人に確認すると、なかはイスラム学者や偉い人のためにあると説明されます。

屠殺場にそのような場所があるということで、おそらくここは秘密施設でジャズは中にいることを確信。

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パトリシアはフランス人の女性と再び会います。

そこで、チームが密かに入国した空港での写真を見せられ、「仲介させて!」と言われるのですが、それでもパトリシアは「誰だわからない」と拒否。

すると女性は、「イラン革命軍がずっとこのチームのことを見張っているし、もう数時間も生きてられないよ」と言い、「気が変わったら電話して」と言って会話は終了。

パトリシアはハンナとノアに、ダルトンのチームが生きて屠殺場から出てこれる可能性を聞くのですが、建物の構造上、ハンナは「ゼロ」だと答えます。

そして、パトリシアはダルトンに電話してジャズを助け出すことは不可能だと話し、ダルトンはショックを受けながらも納得しようとします。

これからチームが無事にイランから出国できるよう手配すると話し、すでにイラン側に顔が知れ渡っているから、いつもより慎重にやると言います。もし、彼らに見つかったらすぐに殺されると。

しかし、ダルトンは急に思い付いたように、「もし我々がスパイとして姿を現せば、彼らは俺たちを別々の施設に移動させて、テレビ中継で処刑しようとする…」と呟き、ジャズを救えるかもしれないと言い出します。

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ダルトンはチームのメンバーに対して、「ジャズがスパイだと発表すれば、きっと彼女は今の場所から刑務所(処刑場)へ移動させられるはずで、その移動途中で彼女を奪還することができる」という案を提案します。そうすれば、救い出せない今の状況から救い出せるチャンスが生まれると。

それ聞いたメンバーは反対するのですが、ダルトンの必死な説得の末、その作戦を実行することに決定。しかし、アミールは、「その案を実行すると、パトリシアは重犯罪(反逆罪?)に問われて失職してしまう」と話すと、ダルトン曰く「彼女は承知している。なんのためらいもなく実行することを選んだよ」と返すのです。

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パトリシアは部下のノアとハンナに、「これからやろうとしようとしていることは一線を超えているから、まだキャリアの浅い2人の将来に傷をつけたくない」と言ってこの建物から離れて今日はゆっくり休んでくれと言うのですが、結果的に2人はいつも通り仕事することにするのです。

パトリシアはフランス人女性を呼び出し、ジャズがアメリカ側のスパイだとイラン側に伝えてくれと頼みます。フランス人女性は「そんなことをしたら彼女は処刑される」と言うのですが、彼女は再度強く「伝えてくれ」と頼むのです。

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ジャズは拷問され、手からは血がぽたぽたと地面に垂れています。

アーサーは、「アメリカ政府はお前のことを見捨てたな。お前がアメリカのスパイだということを認めたよ」とジャズに話します。

そして、ジャズは護衛に連れられ施設を出てバンに乗せられます。隣にはアーサーも!

バンが出てきたところを、アミールがダルトンらに報告。

バンの中ではアーサーがジャズに「エヴィン刑務所に連れて行く」と伝えます。

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DIAでは作戦の状況を見守っているキャンベルのもとに、国務省の副顧問のピーター・トマスがやってきて「ボスが話したがっている」と言うと、彼女は「今は無理よ」と答えます。

しかし、「政治問題の長官が話したいと言っているんだ。君が密かにフランス側と接触してスパイの情報を漏らした件で」と言うと、「今は生きるか死ぬかの作戦の最中だから、終わるまで待ってろ」とパトリシアは強く言い返し、彼は納得します。

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画像: NBC

ジャズを乗せた車が橋の下を通っていると、ダルトンらのチームはバンの前の護衛の車にロケットランチャーを発車し、その後一斉に銃撃を食らわして2名を排除。さらに、ジャズのバンを運転している護衛も銃撃して殺します。

バンの中では急停止の衝撃により、アーサーが倒れ、その隙にジャズは彼の首を両足で挟み殺すことに成功するのです。

画像: NBC

ダルトンらはバンの後ろ側のドアを爆弾で爆破し、無事にジャズを救出。街は警察によって封鎖されているらしく、彼らのもとにも迫ってきます。

用意していた車にジャズを乗せ、彼らは郊外へと移動するのでした…。

そして、郊外にやってきた一同は、そこから警備が手薄なトルコ国境を越えるために果物の入った木箱を沢山乗せたトラックに乗り換えます。どうやら、ホセインは国境警備隊の友達に協力を求めたそうで、夜だしおそらく国境は超えられるだろうと。

また、そのトラックはホセインが以前国境を越えるために改造したトラックだそうで、運転はホセインがして助手席にはアミールが!残りのメンバーはトラックの荷台に隠れることになり、いざ出発するのです。

長時間のドライブで砂漠を走り、すっかり夜になります。

国境の警備とはホセインが話しをする予定で、彼はどうやら特殊部隊メンバーと共に祖国イランを捨てて国境を越えるそう!一方、トラックの荷台では、ジャズが「こんな状況にしたのは全て私のせいだわ」と言いますが、そこはダルトンが彼女をなだめます。

と、ようやく国境に到着するのですが、どうやらパトロール程度の手薄な警備ではなく、検問所のようなしっかりとした警備に驚くアミール。彼はDIAのパトリシアに6〜8人の警備がいることを伝えます。

警備の人間がホセインに話しかけてきて「トラックの荷台を調べる」と言い始め、ホセインが「友達に会う予定だったんだけど」というと、その友達は帰らされたよと言い、荷台を調べ始める警備兵。

ホセインは銃を持っており、もしもの時は切り抜けられると隣のアミールに伝えます。

警備兵は1つの箱を壊し、中身が果物であることを確認。荷台の捜索を終えようとしたところで、ひとりの警備兵が荷台の床部分が気になったようで工具で壊そうとします。

その下にはチームが隠れており、焦る一同。

アミールはDIAに「多分バレた」ことを報告すると、ホセインは「俺が奴らを撃ったらエンジンをかけて発車しろ」とアミールに言います。アミールは「ほかに方法がある」と言うのですが、一人の警備兵が再び来たところで彼に発砲!

ホセインはそのまま運転席を降りて、荷台で捜索している兵隊を銃で殺していきます。アミールはすぐに運転席に移り、エンジンをかけて殺されそうなホセインの「行け!」という声の通りトラックを急発進させるのです。

そのすぐあと、ホセインは警備兵に殺されてしまいます。

トラックはなんとか国境を突破し、無事にトルコ領土に入国したのでした。

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画像: NBC

作戦が無事終了し、ハンナは待っていた国務省の人間と一緒にボスのもとへ向かい、その歩いていく様子をハンナとノアは残念そうに見ています…。

第10話の感想

色々ありましたが、とりあえずは無事にジャズを奪還できたということで良かったです☆

パトリシアはこのあとヤバそうな感じ!いくら作戦が成功したとは言え、失敗する可能性も少なからずあったでしょうから、おそらくトップの座は奪われるでしょう…。

こちらは次回のお楽しみ。

そして、残念だったのが協力者のホセイン。わざわざ祖国イランを捨てて一緒に国境を越えるはずだったのですが、まさか彼が命を犠牲にしてくれるとは!彼がいなかったら、間違いなくイランでの暗殺作戦も出国もうまくいかなかったでしょう。

それにしても、今回のエピソードは我輩的には「もうちょっと脚本をひねってくれたらな〜」と思いました。

っていうのも、ダルトンら特殊部隊チームが密かに入国していることがイラン側にバレていて、「なんでバレたのかなー?」と思っていたところ、「あ、もしかしたら協力者のホセインが実はイラン側(二重スパイ的な)なのでは?」と思い、途中から彼のことを若干疑っていたのですが、結果的にはそんなことはなく、彼はただのいい人でした^^;

これまで「24 -TWENTY FOUR-」とか「HOMELAND』」とか脚本が練りこまれているドラマを見過ぎたせいか、もっと脚本が練っていると思ってしまったのですが、やっぱり1話完結のドラマということもあり、いつも通り内容的には薄かったですね(T . T)

そこら辺はちょっと残念でした…。もっと面白くできたのに!

あと、このエピソードで印象的だったのはダルトンが動揺する場面ですかねぇ。これまで割と完璧に任務をこなしてきていましたし、あまりショックを受けている様子を見なかったですから、とても新鮮に感じました。

そして、ジャズも拷問されている時は結構弱った姿でしたね。捕まったら自殺するくらいの覚悟があるのかと思いきや、結構弱さが見てとれました。

最後に、ダルトンが屠殺場の場所を知るために男の足を銃で撃つシーンがありましたけど、あのシーンはまるで『24』のジャック・バウアーです^ ^

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前回の9話と今回の10話は、おそらくこれまでのエピソードよりも面白かったのではないかと思います!なにせ前回の最後の終わり方が終わり方でしたので、行方が気になった人は多かったと思います。

ドラマも残り3話ということで、パトリシアの進退はどうなるのか?ジャズは何事もなかったようにメンバーの一員として活動するのか?

その辺が次回の注目になりますかね。

とりあえず、今回もまぁまぁ楽しめました^ ^

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