
『ダリル・ディクソン シーズン2 -キャロルの書-』第3話のレビューです。
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第3話の予告編。
『ダリル・ディクソン』シーズン2 第3話のレビュー

ダリル側ではローランの儀式がついに始まり、キャロルはダリルの居場所を探る…。
アクション多めであっという間のエピソードでした。
元用務員!ジェネットの演技力

今回、ジェネット(マリオン・ジュネ)の過去がほんの少しだけ紹介されましたね。
彼女はもともとルーヴル美術館で用務員として働いていましたが、これは意外でした。そんな人物が今では兵士をもつグループを率いているとは。しかもモナ・リザを壁から外し、ずっと保管してきた張本人だったとは。

アドリアン・ジェネットという夫もいたようですが、その夫は目の前でウォーカーに食べられてしまいます。あまりに呆気ない最期。もっと抵抗できたのではないかとも思いましたが(笑)、まさか食べられるなんて想像もしていないですから仕方ありません。

そしてその時のジェネットの演技を見て、彼女は役者だなぁと思いました。なかなかの演技派。現在はクールな言動しかしないため、あの泣き叫ぶ姿とかはとても新鮮。

ところで、世界が一変したときはアメリカもフランスも同じですね。街中にいると突然どこからともなくウォーカーがやってくる。いつかその起源が解明されればいいのですが…。時期的には、アメリカもフランスも同じ時期に起こったのでしょうかね?世界中、同時進行的に起こった現象なのでしょうか?
ウォーカーの実験を見るキャロル

フランスにやってきたキャロルは、さっそくアメリカでは見たことがない光景を目撃します。
それはウォーカーの実験をしている光景です。
射殺した人間に注射を打つとすぐにウォーカーに転化。しかも、より動きが激しく危険な個体へと変わります。そのような強力な個体を作って利用しようと実験しているわけです。

アメリカでは見ることができなかった実験。実験に関してはフランスのほうがはるかに進んでおり、本家『ウォーキング・デッド』のシーズン1で、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)の研究員だったジェンナー博士もフランスとやり取りしていましたね。
フランスに起源があり、ここでウイルスが生まれた可能性が示唆されていました。キャロルと一緒にいた男も、『街中にいるウォーカーはここから逃げ出した』みたいなことを言及しています。

スピンオフ作品『ワールド・ビヨンド』のシーズン2の最後でも、フランスでの様子が描かれていました。死んだ人間が短時間でウォーカーに転化する。
やはりこのウォーカーの起源を含め、すべてはフランスに原因がありそうです。
しかし、このあたりが解明されることはあるのか?というもの、このあと『ダリル・ディクソン』シーズン3では舞台がスペインに移動するようですので、個人的には全然解明されない気がするのですが・・・。
異様な儀式が始まる…

気になっていたローランへの儀式がついに始まりました。
その前に、まさかシルヴィが転落して亡くなってしまうとは!彼女が儀式を止めようとしますが、もみ合っていたところ転落。あまりに呆気ない死に方になんだかなぁと。そんな簡単に転落しますかね?笑

それはともかく、儀式というのが、転化したシルヴィにローランを食わしてみる、という恐ろしいやつです。ローランはウォーカーに転化した母親から生まれた子供。

ひょっとするとウォーカーに対する耐性などを持っているのではないか?
それを確かめるべく行われた儀式なわけですが、そんな非常に危険な儀式を行なってしまうのは恐ろしい限りです。そして誰もそれを止めようとしないのがまた宗教グループっぽい。

結局、儀式は戻ってきたダリルやイザベルらによって阻止されるわけです。

ローランはファロウによって洞窟へ移動し、ダリルは抵抗の甲斐なく捕まってしまいます。このモン・サン=ミシェルでの鬼ごっこは大変おもしろかったです。複雑に入り組んでいるのでアクションシーンにはもってこいの場所。

ダリルは次々と相手を倒していくわけですが、弱過ぎて全然相手にならない(笑)
「このままダリル逃げれるんじゃない?」と思いましたが、運悪く挟み撃ちに。そして、うまく隠れたと思っていたイザベルも捕まりました。

2人は拘束されてしまうわけですが絆はより強くなりました。アメリカへ行ったあとのことなど未来の話をしていましたね。お互い手を握り合うわけですが、ダリルの手の甲と指に入っているタトゥーがダサ過ぎて(失礼!)なんでそんなものを入れたんだよ、と思ってしまいました 笑

このあとジェネットやキャロルらが襲ってきます。ダリルとキャロルの再会、とんでもない状況下でお互い久々に顔を合わせることになりそうで、これは期待大です!
絶体絶命のキャロル!

さっそくキャロルはダリルに関する有力な情報を探します。
するとそこにダリルのいどころを知っているコドロンがおり、モン・サン=ミシェルにいることを聞き出すのです。コドロンは拷問で指を失いながらも口を割らなかった様子。なんとも強く信念がある男です。

キャロルは馬に乗ってさっそく向かおうとしますが、それまで一緒に行動していたおじさんに裏切られてしまいます。相方のために情報をジェネットに売ってしまったんですね。すべて話されてしまったキャロル。少し爪が甘かったかなぁと思います。

ジェネットも馬鹿じゃないですから、キャロルのことが怪しいと最初からわかっていたのでしょう。これでネストの存在も知られてしまい、とある作戦が実行されようとしています。

ジェネットは「選ばれし者たちよ」といって市民の一部を犠牲にして注射を打ち、転化した強力なウォーカーをネストがあるモン・サン=ミシェルに向けて放とうとしているのです。
そう、ジェネットの目的は、強力なウォーカーの戦士を作ること。今回もその実験のひとつです。そしてキャロルもその被験者になってしまいそうなクリフハンガーで幕を閉じたわけですが、明らかに絶体絶命のキャロルはどうなるのでしょうか?
注射を打たれて転化したキャロルがダリルと再会… 絶対にない、絶対にあってはいけない展開ですね^^;
にしても、力を増したウォーカーの軍隊はなかなか強そうです。そんなことをしようとした発想が凄い!
次回、いよいよダリルとキャロルが再会するでしょうから、どんな再会シーンになるか楽しみで仕方ありません。
『ダリル・ディクソン』シーズン2 第3話の撮影裏写真
































まとめ

『ダリル・ディクソン シーズン2 -キャロルの書-』第3話のレビューでした。
もう半分が終わってしまいました。あと3話しかありませんが、次からはなかなか激しいアクションがありそうで見どころ満載そう!
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